【トレード概要】
保有期間:633日
取得平均単価:160円
損益:10%
正直こんなトレードは最後にしたいです(笑)
僕が学生時代の頃は栄華を誇っていたシャープさんですが、消費者に品質訴求をするため亀山ブランドを立ち上げた時から、経営がおかしくなっていきましたね。近年の消費者は品質より価値訴求に意味があるのに。
液晶への過剰投資が利益を圧迫して、純利が-5500億のニュースが出た2014/5に一旦購入し、
2015/5に-2300億とリストラを発表後に買い増し、そして今年鴻海がシャープに対して買収提案で革新機構案になるのであればTOBも辞さないという報道があった時に買い増し。
280円、170円、124円を1:2:4の割合で。平均単価は160円。
ドルコスト平均法どころか、マーチンゲール法に近くなってしまいました 泣
ここ最近の鴻海による買収報道で176円まで上げてくれたので、ここで売却しました。
売却した理由は、鴻海の買収スキームとしてありうるのは、
楽観シナリオ:TOBによるプレミアム
現実的シナリオ:第三者割当増資による51%超の希釈化
悲観シナリオ:100%減資による価値ゼロ
の3つになると思います(鴻海株との株式交換っていうのもありますが。。。)
今回、シャープは有利子負債7200億、時価総額3000億ということから企業価値は-4200億円。
これを買収するリスクを背負う鴻海としては株主を保護する意味は無いので、第三者割当増資が現実的なラインだと思います。会社更生法適用による100%減資もありうりますが、鴻海会長の性格から再建に時間の掛かる会社更生法適用より第三者割当増資、シャープ経営者を継続させるという話とシャープブランドを保持するためにも会社更生法適用はないんじゃないかなーと。
まぁ希釈化懸念による大量売りがいつ出るのか分からないのでプラス圏内のうちに利食いしました。しょーじき、今回のシャープのトレードは鴻海と仕手筋に助けられたような気がします。
まぢ反省。
今までオリンパス、シャープ、東電とかはネガティブサプライズで大きく利益上げてこれたけれど、シャープが経営再建に失敗するプロセスをウォッチして損切りをしなかったので反省してます。
シャープ株売却で購入金額ベースで20%近くが浮いたので、もう少し日経平均の動きを見ながら、新興株を中心に物色したいところ。
あと、シャープの今後の値動きは今後のトレードの参考になりそうなので、ウォッチしてこの記事に追記したいと思います。
同様のケースになりそうな東芝も参考になりそうなのでウォッチ